石橋 八郎


居合道教士七段 石橋八郎(無双直伝流)                       

平戸で行われた古流研究会は熱心な多くの参加者で行われました。研究会の内容も中身の濃い研究会だったと思いました。無双直伝英信流も長崎、佐世保、平戸と少しずつ違いがありますが、今回は参加した人は他地区の英信流を見ることが出来た事で、大変勉強になった事と思います。それぞれの業の違いについては、ほとんどが敵との想定が違っていました。研究会も深まるとともに各地区や道場において疑問点や課題を出し合って、話し合いました。古流で一番大事なことは「正確に伝承する事」ですから師から習った業を自分が手を入れて少しでも変えるという事は許されないことです。そのためには長崎、佐世保、平戸の各地区の道場において無双直伝英信流を後世に正しく伝承していかれるようにお願いしたいと思います。また、全日本剣道連盟連居合と各流派の古流が車の両輪のようになっていくように稽古をされる事を望みます。