夢想神伝流「流刀」
 令和8年度 長崎県剣道連盟春季居合道段位審査会
 

令和8年4月5日(日)時津B&G海洋センター体育館において標記審査会および講習会が開催されました。今回の段位審査は午前中に初段から五段まで実施されました。全日本剣道連盟居合解説書に定める審判・審査上の着眼点をもとに厳選な審査が行われました。はじめに審査員長の範士教士八段片山倉則県連副会長より審査を受審するにあたっての挨拶がありました。

<段位段審査>

審査結果は受審者初段6 名、二段 2名、三段 7 名、四段 1名、五段3名、合計19名全員が合格しました。講評を審査会発表後に審査委員長より受審者全員に向けてありました。段位審査では学科試験から実施された事前に配布された回答用紙を当日、受付に提出する形式で実施されました。その中でも実技、学科試験ともに、2週間前に開催された春季居合道講習会に講習会で指導されたことが確実に身についていることが感じられました。

 

令和8年度居合道段位審査会合格者 (初段〜五段)

1

初段

1

久冨 晴仁

13

生武館

2

初段

2

スミス上田帆海芙莉花

19

剣倫会

3

初段

3

ノス・チャド

36

葉志塾

4

初段

4

原ア  剛

37

厳原町居合道同好会

5

初段

5

小川 麻弥

40

生武館

6

初段

6

山田 勝義

48

尚武会

7

二段

1

山本 希龍

13

修道塾

8

二段

3

安居院 好洋

55

厳原町居合道同好会

9

三段

1

赤池 俊一

24

葉志塾

10

三段

2

山領 紗矢香

27

葉志塾

11

三段

3

東 翔太郎

35

葉志塾

12

三段

4

久冨 優希

37

生武館

13

三段

5

パブコ・マーク

56

葉志塾

14

三段

6

兵働 佳英

56

葉志塾

15

三段

 

一瀬永充

57

大村市剣協

16

四段

2

宮前 周司

73

静心会

17

五段

1

中原 昭雄

56

壱岐

18

五段

2

藤井猪一郎

59

居合道部

19

五段

3

川下 浩一

70

遊道会

 

 【初段〜三段】
@一本目 前、A二本目 A 二本目 後ろ、B四本目 柄当て
C八本目 顔面当てD八本目 顔面当て

【四段〜五段】
@古流の技、A 三本目 受け流し、B6本目 諸手突き
C八本目 顔面当て、D十一本目 総斬り
 
 令和8年度第1回目春季居合道講習会報告
 
 
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 長崎県居合道部 令和7年居合道第1回春講習会受講者集合写真 


<春季居合道講習会>

午後からの講習会参加者は段外7名、初段2名、二段6名、三段6名、四段8名、五段8名、六段9名、七段13名、合計59名が参加しました。まず初めに高木志伸居合道部長より、居合道講習会資料に基づき礼法、所作及び全日本剣道連盟居合の説明がありました。その後、居合道講習会では講師の教士七段塩士宗喜先生と補助講師の錬士七段入江紀弥先生より講習生に向けて講習会説明と全日本剣道連盟居合の指導がありました。講習会後半は七段の先生方に段外から六段までの講習会参加者が個別指導を受ける錬成会方式の稽古会がありました。講習生はそれぞれが目的を持って先生方の指導を受けていました。講習会最後には段外から三段、四段から六段、七段まで全員が班別演武を披露しました。 

 
 

【受審者 学科試験回答より】 

 学科試験 初段N01:居合道を始めた動機と今後の目標について述べなさい

初段受審者 Aさん

私は日本の侍文化に深い憧れを抱き、その精神や歴史に触れたいという強い思いから居合道を学び始めました。居合道の練習では礼儀や所作を学び、一つ一つの動きに集中することで心を落ち着かせ、自分自身と向き合う時間を得ることができます。特に気持ちを整え、精神を集中させることは日常生活においても大切であり、その精神力を養いたいと考えました。

 また、自分をより良く成長させたいという思いもあり、新しいことに挑戦する中で忍耐力や継続する力を身に付けたいと思っています。今年は短期留学で日本に来ており、日本でしか本格的に学ぶ事ができない伝統文化と居合道に出会えたことはとても貴重な経験です。この機会に多くを吸収し、技術だけではなく、心の面でも成長したいと強く願っています。

 将来はイギリスに戻った後も居合道を続け、さらに技を磨き、再び日本に戻ってきたときには先生方に成長した姿をお見せできるように努力し続けたいです。

 幸いなことには私が進学するイギリスの大学近くには居合道の道場があります。英語で居合道を練習することになりますが、礼を始め、形などの言葉は日本語なので言葉を伝えられる架け橋となれたらとも考えています。

【居合道講習会参加者 感想より】 

 居合道三段 赤池俊一(葉志塾・佐世保)

今回の段位審査会は、日頃の修練の成果を試す貴重な機会となりました。本番では緊張の中でも冷静さを欠かさないよう意識し、一動作ごと丁寧に演武することができました。段位審査会の合格は一つの到達点であると同時に、さらなる修練の出発点であり、今後は段位に見合う技量と品格を身に付けられるよう努めていきたいと思います。また、講習会では、普段、技を見ていただく機会の少ない先生方に直接ご指導を賜ることができ、大変貴重な経験となりました。自分では気づけなかった癖や課題を具体的に指摘していただき、技量の向上に繋がりました。今回の学びを今後の稽古に活かし、さらなる技術と精神の向上に邁進していきたいと思います。

 

 居合道錬士六段 畑中健佑(遊道会・長崎)

今回春季講習会に参加し居合道部長の高木先生、講師の塩士先生、入江先生、七段の先生方にご指導いただき大変勉強になりました。 高木先生の講義では小倉先生の貴重な資料や格言をご教授いただき、居合道の稽古をしていく中での心構えを教えていただきました。塩士先生、入江先生のご指導も改めて一つ一つの技における注意点を簡潔にまとめていただき、意識ができていなかった点を改めて意識をすることができました。12本を順番に抜き、7段の先生方から個別に指導いただくのも、今までの講習会ではしたことがなく、体力的にも厳しいものがありましたが、個別でアドバイスをいただくことで、5月の県大会に向けた改善点等を見つけることができました。講習会後の疲労感は今までの講習会と比べて大きかったですが、達成感も大きい講習会でした。ご指導いただきました先生方に改めて感謝を申し上げます。ありがとうございました。

長崎県居合道部 令和8年段位審査会 写真集  
 
   
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   
 長崎県居合道部 令和8居合道第1回春講習会 写真集 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

居合道 学科試験問題(令和8年度・9年度)

<初段>1.「居合道を始めた動機と今後の目標」について述べなさい。(50点)

2.「気・剣・体の一致」について述べなさい。(25点)

3.「刀を図示し、各部名称」について述べなさい。(25点)

 <二段>

1.「居合道で礼儀を大切にする理由」について述べなさい。(50点)

2.「全日本剣道連盟居合7本目、8本目、9本目の要義」について述べなさい。(25点)

3.「手の内」について述べなさい。(25点)

<三段>

1.「居合道修行で得たもの」について述べなさい。(50点)

2.「全日本剣道連盟居合10本目、11本目、12本目の要義」について述べなさい。(25点)

3. 「五行の構え」について述べなさい。(25点)

<四段>

1.「居合道指導上の留意点」について述べなさい。(50点)

2.「全日本剣道連盟居合4本目、5本目、6本目の要義」について述べなさい。(25点)

3.「呼吸と間」について述べなさい。(25点)

 <五段>

1.「居合道審判員の心得」について述べなさい。(50点)

2.「全日本剣道連盟居合1本目、2本目、3本目の要義」について述べなさい。(25点)

3.「目付」について述べなさい。(25点)

 

 

審査の概要

「称号・段位審査規則」P11第3章段位の審査(付与基準)第14条に次のようなことが書かれています。

第14条 段位は、初段ないし八段とし、それぞれ次の各号の基準に該当するものに与えられる。

1 初段は、剣道(居合道)の基本を修得し、技倆(ぎりょう)良なるもの

2 二段は、剣道(居合道)の基本を修得し、技倆(ぎりょう)良好なるもの

3 三段は、剣道(居合道)の基本を修錬し、技倆(ぎりょう)優なるもの

4 四段は、剣道(居合道)の基本と応用を修熟し、技倆優良なるもの

5 五段は、剣道(居合道)の基本と応用に錬熟し、技倆秀なるもの

6 六段は、剣道(居合道)の精義に錬達し、技倆優秀なるもの

7 七段は、剣道(居合道)の精義に熟達し、技倆秀逸なるもの

8 八段は、剣道(居合道)の奥義に通暁、成熟し、技倆円熟なるもの

 

また、居合道称号・段位審査実施要領P4 段位審査方法には次のような内容が明記されています。

【初段ないし三段】

@正しい着装と作法

A正確な抜き付け、切り付け

B正確な血振り、角度

C正確な納刀

【四段および五段】

@初段ないし三段の留意事項に下記項目をくわえたもの

A心の落ち着き

B目付け

C気魄

D気・剣・体の一致

【演武時間】

@初段ないし三段は全剣連居合5本      6分

A四段および五段は全剣連居合4本、古流1本 6分