夢想神伝流「流刀」
 令和7年度 全剣連居合道中央講習会に伴う伝達講習会の報告
 
 恒例の講習会前の集合写真
 令和7年7月20日(日)諫早市小野体育館サブアリーナにおいて、恒例の令和7年度全剣連居合道中央講習会に伴う伝達講習会が開催されました。
 令和7年7月5日、6日に広島県福山市エフピコアリーナふくやまにおいて開催された全剣連主催中央講習会に派遣された高木志伸居合道教士七段、宮ア大輔居合道教士七段から講習会の伝達がありました。
 講習会の参加者は段外2名、初段1名、二段3名、三段2名、四段3名、五段8名、六段9名、七段10名、合計38名でした。内容は午前10:00より12:00まで講義、実技の解説があり、午後は13:00から16:30まで午前中の実技講習会を約1時間の全体稽古があり、14:00から16:00まで模擬試合を含めた居合道審判講習がありました。
 審判講習会最後には10月11日(土)に東京武道館で開催される全日本居合道大会強化選手による五段、六段、七段の模擬試合がありました。強化選手による本番さながらの試合は会場中が気魄で張り詰めた緊張感と洗練された業に受講者は業一つ一つに食い入るようにしていました。
     
【受講者の感想】

受講者A(諫早市)
 講師の先生方、講習会お疲れ様でした。講習会の内容的にも分かり易い講習会で今までよりも参加しやすいような気がしました。また、講習会全体も硬いイメージが無く、とても良い感じがしました。先生方、講習会の運営は大変でしょうが、今後とも宜しくお願いいたします。

受講者B(長崎市)
 私は居合を始めたころの伝達講習会は、ただ見てるだけ、聞いてるだけで少しの変更点も分からず、さらに知り合いも少なく何が何だか分からなかったのを覚えています。講習会に出て、知り合いも増えて人と話をするのが楽しく変更点や注意点、要点なども
少しは分かってきたと思います。
 今回はオールカラーの資料に沿って全日本剣道連盟(居合)1本目〜12本目まで丁寧に実技を交えての講習でした。少しの変更なども見逃さないように気をつけて見ました。さらに実技中でも質問や疑問の発言が盛んで、皆さんの向上心を感じました。
先生方が中央講習会で指導されたことを皆さんに伝えようという気持ちが伝わった伝達講習会でした。

受講者C(佐世保市)

 猛暑の中、講習会は担当地区の先生方の配慮で諫早市小野体育館サブアリーナで開催され、熱中症の心配も無く、寒いくらいのクーラーが効いた中で指導を頂きました。座学も実技も大変分かり易く、引き込まれるように集中できました。ありがとうございました。
また、伝達講習会の資料は講師の高木志伸が作成され、オールカラーの資料に沿って全日本剣道連盟(居合)1本目〜12本目まで丁寧に実技を交えての講習でした。高木志伸が徹夜で作成された資料をいただき、その厚みに、伝達したいことがらが、こんなにもあるのだと感じました。特に感じたところは、「うやうやしく礼を行うために、刀を右手に持ち替える時に踵をつける。左手に持ち替えた時に踵を元に戻し自然体になる。」ことです。
 
受講者D(佐世保市)

 この度、伝達講習会に参加して、いろいろ知識を勉強しました。作法の仕方と技の注意点も詳しく説明もらいました。特に技の説明は非常に為になりました。私は技の型だけ覚えたけど、講師の先生の説明を聞いて、その技の意味も少し理解できるようになりました。例えば7本目は正面と左右の敵に対してどのように切るか。このような一本一本の技も意味があるの事は知りませんでした。そして、その技がどのような気持ちを持つのも考えたことがありませんでした。また、今回の講習会に通して技と作法の理解は少し深めることができました。これからも技と作法の事をもっと勉強して、上達になって行きたいと思います。

 【写真集】
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   
 
 
   
 
 
 (編集:居合道委員 高木 志伸)