夢想神伝流「流刀」
 令和7年度 長崎県剣道連盟春季居合道段位審査会
 令和7年4月6日(日)諫早ふれあい中央体育館において恒例の長崎県居合道段位審査会および春季居合道講習会が開催されました。
はじめに審査会を前に審査員長の剣道範士八段片山倉則県連理事より審査を受審するにあたっての挨拶がありました。

<段位段審査>

今回の段位審査は午前10:15より初段から五段まで実施されました。全日本剣道連盟居合解説書に定める
審判・審査上の着眼点をもとに厳選な審査が行われました。

審査結果は初段3名、二段 3名、三段 3名、四段 0名、五段4名、合計受審者13名 全員が合格しました。

審査会後に実技と学科合格者の発表が行なわれ、講評を審査委員長より受審者全員に向けてありました。
今回の段位審査では学科試験から実施された事前に配布された回答用紙を当日、受付に提出する形式で実施されました。
また、2週間前に開催された春季居合道講習会に講習会で指導されたことが確実に身についていることが感じられました。

 初段  榊 裕翔  修道塾
2  初段  山本希龍  修道塾
初段   安居院好洋  対馬剣道協会
4 二段 本多 剛 生武館
5
二段 阿保 成真 葉志塾
6
二段 濱口 嘉洋 大村市剣道協会
7 三段 田中初季 遊道会
8 三段 小林千晃 静心会
9 三段 中野結香理 生武館
10   五段 緒川達哉  虚心会 
11   五段 中野武士   生武館
12   五段 中村政樹  修道塾 
13   五段 内嶋善之助   友釼会
 
 【初段〜三段】
@一本目 前、A二本目 後、B 五本目 袈裟きり、
C六本目 諸手突き、D七本目 三方切


【四段〜五段】
@古流の技、A 二本目 後ろ、B四本目 柄当て
C八本目 顔面当て、D十一本目 総斬り
 
 令和7年度第1回目春季居合道講習会報告
 午後からの講習会は居合道教士七段高木志伸居合道部長より、居合道の礼法、所作及び全日本剣道連盟居合の説明があり、その後、講師の居合道教士七段宮ア大輔より全日本剣道連盟居合の解説及び実技指導がありました。
その後は段外から六段まで各段に別れ、講師宮ア大輔先生、補助講師高木志伸先生と居合道委員の中村武文先生より指導がありました。また、居合道委員の月見一博先生より、指導者講習会を七段の先生方に向けて指導者講習会資料をもとに講習がありました。
講習会の最後には講習会の成果を各班ごとに全体へ向けて演武をしました。
 講習生はそれぞれが目的を持って先生方の指導を受けていました。

講習会参加者は段外3名、初段3名、二段5名、段1名、四段8名、
五段6名、六段5名、七段10名、合計43名が参加しました
 
 長崎県居合道部 令和7年居合道第1回春講習会受講者集合写真 
 
長崎県居合道部 令和7年段位審査会 写真集  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 長崎県居合道部 令和7年居合道第1回春講習会 写真集 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 居合道 学科試験問題(令和6年度・7年度)

<初段> 1.「居合道を始めた動機と今後の目標」について述べなさい。(50点)
      2.「五行の構え」について述べなさい。(25点)
      3.「刀を図示し、各部名称」について述べなさい。(25点)
<二段> 1.「居合道で礼儀を大切にする理由」について述べなさい。(50点)
       2.「全日本剣道連盟居合一本目、二本目、三本目の要義」について 述べなさい。         (25点)
       3.「気・剣・体の一致」について述べなさい。(25点)
<三段> 1.「居合道修行で得たもの」について述べなさい。(50点)
      2.「全日本剣道連盟居合四本目、五本目、六本目の要義」について 述べなさい。         (25点)
       3.「目付」について述べなさい。(25点)
<四段> 1.「居合道指導上の留意点」について述べなさい。(50点)
       2.「全日本剣道連盟居合七本目、八本目、九本目の要義」について 述べなさい。(25点)
       3.「手の内」について述べなさい。(25点)

<五段> 1.「居合道審判員の心得」について述べなさい。(50点)
      2.「全日本剣道連盟居合10本目、11本目、12本目の要義」につい て述べなさい。        (25点)
      3.「呼吸と間」について述べなさい。(25点)

 

審査の概要

「称号・段位審査規則」P11第3章段位の審査(付与基準)第14条に次のようなことが書かれています。

第14条 段位は、初段ないし八段とし、それぞれ次の各号の基準に該当するものに与えられる。

1 初段は、剣道(居合道)の基本を修得し、技倆(ぎりょう)良なるもの

2 二段は、剣道(居合道)の基本を修得し、技倆(ぎりょう)良好なるもの

3 三段は、剣道(居合道)の基本を修錬し、技倆(ぎりょう)優なるもの

4 四段は、剣道(居合道)の基本と応用を修熟し、技倆優良なるもの

5 五段は、剣道(居合道)の基本と応用に錬熟し、技倆秀なるもの

6 六段は、剣道(居合道)の精義に錬達し、技倆優秀なるもの

7 七段は、剣道(居合道)の精義に熟達し、技倆秀逸なるもの

8 八段は、剣道(居合道)の奥義に通暁、成熟し、技倆円熟なるもの

 

また、居合道称号・段位審査実施要領P4 段位審査方法には次のような内容が明記されています。

【初段ないし三段】

@正しい着装と作法

A正確な抜き付け、切り付け

B正確な血振り、角度

C正確な納刀

【四段および五段】

@初段ないし三段の留意事項に下記項目をくわえたもの

A心の落ち着き

B目付け

C気魄

D気・剣・体の一致

【演武時間】

@初段ないし三段は全剣連居合5本      6分

A四段および五段は全剣連居合4本、古流1本 6分