長崎県の成績

団体戦の部　　32位/47　（2.07点）

個人戦の部　
七段　　2回戦敗退　宮�ｱ大輔（大村市　企業勤務）
六段　　１回戦敗退　畑中健佑（長崎市　企業勤務）　
五段　　2回戦敗退　 作永憲昭（佐世保市　企業勤務）

第59回全日本居合道大会都道府県対抗優勝試合が令和6年10月19日（土）東京武道館にて開催されました。五段、六段、七段の都道府県代表選手がトーナメント方式で古流2本(自由技)、全日本剣道連盟居合3本(指定技)の計5本の技で対戦し、各段の個人のポイントの合計が団体の総合成績となります。

本県からは監督として高木志伸居合道教士七段、選手として宮�ｱ大輔（七段の部）、畑中健佑（六段の部）、作永憲昭（五段の部）の3名が参加しました。全日本居合道大会団体戦の結果は長崎県47都道府県中、団体32位（2.07点）でした。優勝は神奈川県、2位香川県、3位が新潟県でした。個人は七段の部　宮�ｱ大輔が2回戦敗退、六段の部畑中健佑が1回戦敗退　五段の部　作永憲昭2回戦敗退でした。
　今年の全日本居合道強化稽古では5月下旬から10月の本大会までの半年間、例年より多い、14回の強化稽古を実施しました。この強化稽古の中で基本を徹底的強化し、選手個々の実力も付いてきました。
　本大会では目標までには届きませんでしたが、代表選手は上位入賞者と対戦して、臆することなく、長崎県代表として、最後まで闘っていました。

団体総合成績

五段の部

２回戦

１回戦

２回戦

１回戦

この度、長崎県代表として全日本居合道大会に５段の部代表として出場しました。全日本居合道強化選手として選考され、約半年間強化稽古に参加してきました。私は今まで全日本居合道大会で勝つことが出来なかったので今年こそはぜひとも試合に勝ちたい一心で取り組んできました。　

所作や軸のぶれの修正など基本的なことを中心に強化稽古で指摘されたことを自分の道場に持ち帰り次の強化稽古で確認し、また新たな課題を持ち帰るという反復練習が自分をとても成長させてくれました。また私にはまだまだ右手に力が入る癖があるために強化選手指定から、重さは軽めのものではありますがハンドグリップで左手５００回を毎日休まず、また試合前一ヶ月はとにかく毎日刀を振らなくても刀を触る、握るという時間を作り、居合道を生活の一部に組み込んできました。試合では「所作は丁寧に」「斬りは豪快に」を心掛け、自分のミスにより相手を楽に勝たせてはいけない、試合をやるんだという気持ちで臨みました。試合直前に高木志伸監督から「変に動作を作ることなく練習通りに程よい緊張感で楽にやってきなさい」とアドバイスいただき、肩の力が抜けて相手を変に意識することなく仮想敵を意識することが出来ました。お陰様で目標としていた一回戦を３−０で突破でき、とても感慨深い大会になりました。

またこの半年間試合に勝つことにこだわった稽古をしてきたわけですが、それが人間形成を目標とする居合道修練にどう繋がっているのかということにも深く考えさせられました。基本を何回も忠実にやるということの大切さ、上達に近道はないということを再認識でき、実生活でも何事も誠実に丁寧に正攻法でやらなければいけないという意識を常に持って生活していくことの大切さ、物事の対する真摯な姿勢、周りの人への感謝、試合に勝つための稽古でしたが居合道と通じてこれだけたくさんの事を学ぶことが出来ました。

最後にご指導していただいた監督、長崎県代表選手および強化選手の方々、道場の仲間、また講習会等でご指導いただいた先生方、県剣道連盟、県居合道部の全ての方々に感謝申し上げます。