全日本居合道大会へ参加して
六段の部 畑中健佑(長崎市 遊道会)
この度、第58回全日本居合道大会へ6段代表として出場させていただき、3位入賞4という結果となりました。監督の高木志伸先生をはじめ、強化稽古で皆様からご指導をいただいた結果だと思っております。
2021年(令和3年)第56回全日本居合道大会では5段の部で3位入賞にになった時の経験をもとに、今大会では精神面や技術的な面で多くのことを準備してきました。その中でも試合の際にはあれこれと考えてしまう傾向がありましたので、極力これだけは最重要点のことをシンプルに試合前に意識するだけにして、あとは仮想敵だけを意識することを第一にしようと心掛けて試合に挑みました。
また、試合が2回戦、3回戦と進む中で、監督の高木先生より演武中に「瞬きを我慢すること」で仮想敵を意識することで自然に「間合い」が取れてくるというアドバイスを頂き、試合の際にはそれを実践することを第一に努めました。
その外にも自分の試合の間隔がトーナメントを進むごとに狭まる中、栄養補給や水分補給は意識をして取り組みました。稽古場での練習も最低限に留めしっかりと体力を温存するようにも心掛けました。
準決勝戦に進むと、演武のために試合まで約1時間ほどの時間待ちとなり、その時間の過ごし方が前回と同様に今回も思うように調整ができなかったのが、敗因の一つではないかと思います。
試合が進むにつれて汗を吸って滑りにくくなった帯の替えの準備や、栄養補給の仕方も、もう一工夫しないといけないと強く感じました。少しでも考えられるであろうことは、しっかりと準備をして万全の対策をして臨むことが大事だと再認識しました。
来年の全日本居合道大会にも長崎県代表選手として参加する資格を頂けるよう、またしっかりと稽古をしていきたいと思います。
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