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会長挨拶

「会長就任のあいさつ」


 (一財)長崎県剣道連盟会長 松尾博行

 平成28年6月開催の県剣連理事会に於いて、会長(代表理事)に選定されました。前会長の三原先生を初め、歴代会長の先生方に比し、知性、学識、社会的信頼度、人間性等、何一つ足元にも及ばない私に如何なる貢献が出来るのか、を考えると正直、漠然とした不安感に包まれます。

 然しながら、選任された以上は、浅学菲才の身ですが、誠心誠意、真心を尽くし、謙虚に、自己の職務遂行に全力を傾注したいと考えています。皆様方の暖かいご支援、ご協力を衷心よりお願い申し上げます。

 ここで、県剣連運営方針等に関する個人的な考えを述べさせて頂きます。

 なお、県剣連が従来、基本方針及び事業の重点事項として挙げている事項等については、当然、忠実に踏襲していくつもりです。

聖徳太子の十七条憲法中の「和を以て貴しとなす」、明治政府五箇条の御誓文中の「万機公論に決すべし」の精神を基盤に据えた、県剣連全会員の協和と総意に基づく運営を目指したいと考えています。所謂、トップダウン式ではなく、ボトムアップ式を心掛けたいと思っています。また、剣道理念で定義されている「剣道は人間形成の道である」の具現化を目標に、会員の皆様が相互にお互いが人間として唯一無二の存在であるとの意識を常に自覚し、相手を尊重しながらも厳しく切磋琢磨し、剣道、居合道、杖道の修業に励み、剣技の向上と共に人格の陶冶に努めるような剣道界の構築に歩を進めたいと考えています。 

 ところで、本県剣道界の競技レベルは、長崎国体総合完全優勝に象徴されるように、成年、少年共に全国トップレベルにあると言っても過言ではありません。選手の努力は、勿論ですが、強化等の指導者の献身的なご助力の賜物であり、心より、関係者の方々に敬意と感謝を申し上げます。今後のレベルの維持、向上に県剣連としても、出来るだけの事は、実施していきたいと考えています。

 更には、剣道人口対策、県剣連の財政健全化等の極めて厳しく且つ困難な課題も立ちはだかっています。県剣道界発展の為、皆様のご協力を宜しくお願い致します。

 終わりに、私へのご指導とご鞭撻をお願い申し上げ、就任挨拶とさせて頂きます。