第14回全日本都道府県対抗少年剣道優勝大会結果
祝!!長崎県 中学生の部 優勝 日本一
小学生 ベスト8
第 4回全日本都道府県対抗女子剣道優勝大会県予選 結果
令和元年9月15 日(日)大阪府丸善インテックアリーナ
において第14回全日本都道府県少年大会が開催されました。
本県中学生の部チームが見事、強豪を撃破し、優勝を果たし日本一になりました。
小学生は昨年に引き続き、惜しくもベスト8という結果でした。
小学生の部
優勝 広島県
2位 京都府
3位 兵庫県 島根県
ベスト8 長崎県
中学生の部
優勝 長崎県
2位 佐賀県
3位 栃木県 千葉県
【小学生の部】
先鋒 押渕 碧(6年生 黒髪少年・佐世保)
次鋒 山浦友希(6年生 真崎少年・諫早)
中堅 林田蒼生(6年生 愛野少年・雲仙)
副将 吉田颯虹(6年生 不二剣道錬成館・佐世保)
大将 太田 瑛崇(6年生 有明剣道・島原市)
【中学生】
先鋒 森川紗那(3年生 島原第2中・島原)
次鋒 永井 萌(3年生 長田中・諫早)
中堅 扇 利仁(3年生 厳原中・対馬)
副将 冨田悠仁(3年生 長崎南山中・長崎)
大将 山口 拓(3年生 長崎南山中・長崎)
中学生結果
予選リーグ第1試合 本大会、ベスト4が過去2度ある和歌山との初戦。先鋒:森川が試合開始から気迫溢れる試合運びで長崎に勢いを呼び込んだ。次鋒:永井がくずしたところから引きメンで1本を取り、長崎が先行した。中堅:扇、副将:冨田が流れを相手に渡さず、引き分け。1本負けで代表戦、2本負けでチームが敗退する緊張の場面で、大将:山口が開始早々に出コテで先取。すかさず、相手が下がったところを追い込んでメンを取り、貫禄の2本勝ちを収めた。安定した試合運びで初戦を勝利した。 |
予選リーグ第2試合 予選リーグで和歌山に4対0と圧勝した新潟との対戦。チームが引き分けると長崎の予選リーグ敗退が決まるため、勝つことが絶対条件の中、先鋒:森川が試合開始から果敢に攻め、コテを先取。その後も攻撃の手を緩めることなく、場外反則2回で1本を追加し、2本勝ち。次鋒:永井が相手の振り向きざまに飛び込みメンを決め、さらにチームに勢いをつけた。中堅:扇が相手に流れを渡さず、引き分け。副将:冨田反則2回で1本を取り、勝負を決めた。大将:山口が引きメンと飛び込みメンを決め2本勝ち。予選リーグ突破を決めた。 |
決勝トーナメント1回戦 |
予選リーグで岩手と並び、代表戦を制して勢いのある福井との対戦。先鋒:森川が試合開始から果敢に攻め、メンを取り、1本勝ち。次鋒:永井が飛び込みメンと相手の技が尽きたところにメンを決めて2本勝ち。中堅:扇が福井NO.1のア元と互角の試合運びで流れを相手に渡さず、引き分け。副将:冨田が1本取られたが、後ろに控えるのは全中3位の大将山口。無理をしない落ち着いた試合運びで1本負け。大将:山口が落ち着いて試合を運び、相手が下がったところを相メンで先取。そしてコテから続けざまにメンで貫禄の2本勝ちを収め、ベスト8進出を決めた。 |
準々決勝 |
開催地である大阪Bとの対戦。先鋒:森川が相手の攻めに圧倒され、メンとコテ2本を取られ、苦しい立ち上がり。次鋒:永井も開始早々飛び込みメンを取られ、絶体絶命のピンチ。しかし、慌てることなく、気迫の攻めで出コテをとって追いつき、続けざまにメンを取り逆転勝ち。チームとしては、本数差でリードされた状況だったが、大将には、前4試合で全て2本勝ちをおさめている山口が控えているため、中堅:扇、副将:冨田は無理をすることなく、引き分けで大将につないだ。引き分けでも負け、絶対に勝たないといけない状況で大将:山口が開始早々にメンをとられる。2本をとるしかなくなった苦しい展開であったが、メンを2本とって劇的な逆転勝ちとなった。 |
準決勝 |
全国大会個人3位の藤田が大将を務める栃木。先鋒:森川、次鋒:永井、中堅:扇は積極的に仕掛けたが、有効打突が出ず引き分け。副将:冨田が痛めた左足が心配な中、気迫の返しドウを取り、この試合長崎が初めてリードした。しかし、終了間際にメンを取り返され、引き分けで大将につないだ。大将戦は、全国大会個人戦3位同士の好カード。互角の戦いが続き、引き分け。勝負の行方は代表戦に持ち越しとなった。代表戦も大将同士の戦いとなり、開始1分半に山口が豪快なメンを決め、決勝進出を決めた。 |
決勝戦 |
九州大会2位の井石が先鋒を務める佐賀。先鋒:森川が臆することなく攻め続け、出コテを先取。その後、不運な反則で1本を取り返されるが、思い切って勝負に出て、相メンを制した。次鋒:永井がくずしたところから引きメンで先行。中堅:扇が開始早々ドウを取られた。その後も相手の猛攻を受けたが、粘って1本負け。副将:冨田が流れを相手に渡さず、引き分け。1本負けで代表戦、2本負けでチームが敗退する緊張の場面で、大将:山口が逃げることなく正々堂々と勝負した。出コテを2本取り、悲願の日本一を達成した。 |
小学生報告
チームとしてのそれぞれの役割を果たすことができ、予選リーグを2勝0敗とし、2年連続の予選リーグ突破となった。
次鋒山浦の返し胴1本のリードを守ってきたが、大将戦で面を奪われ代表戦へ。先鋒押渕が代表戦で面を取り、2年連続のベスト8進出となった。
先鋒押渕が先制されながらも2本取返し流れを作るも、次鋒山浦は惜しくも1本負け。しかし、中堅林田が1本先制したが時間間際に取り返され引き分け。副将吉田が1本負けとなり、後がない状況となった。ここで大将太田が、何とか取り返しに行くも逆に2本取られ、惜しくも敗退した。
【試合を振り返って】
本県小学生チームは、5月に1次選考会、そして、そこから選ばれた15名で2次選考会を行い、7月に選手を決定しました。
昨年のベスト8を超えるため、昨年同様に技術及びチームワークの向上を図るために、練成会や週2回程度の練習会を実施してきました。その成果が実り、監督、保護者、選手が一体となり、昨年同様良い雰囲気の中、お世話になった人達への「感謝の気持ち」を忘れずに、大会に臨むことができました。
昨年が8年ぶりのベスト8でしたが、2年連続でベスト8に進出することができたことは、本県の少年剣道のレベルアップを示す形となり非常に嬉しく思います。これも、選手の努力はもちろんのこと、小学生選考委員の先生方、保護者、所属道場の先生方、練成会にご協力いただいた道場の先生方、県剣道連盟の応援、協力があっての結果だと感じております。
「全国制覇」の目標には届きませんでしたが、中学生の「全国制覇」を間近で見ることもでき、選手達からも「本当に凄い!」と更に新しい目標も見つけられたのではないかと思います。
小学生剣士において、この大会へ出場し「全国制覇」を達成することが目標となってほしいと考えております。そして、多くの仲間と切磋琢磨することの大切さや、困難を乗り越えるために努力することの重要性、そして、応援、支援等してくださる皆様への感謝の気持ち。勝負だけではなく、人としての成長も、この大会において学んでいただければと考えております。
最後に、これまでご支援ご協力くださった皆様に感謝を申し上げ、また、今後ともご支援賜りますようお願い申し上げます。
令和元年9月18日 小学生チーム監督 前田 英幸