第60回 全日本都道府県対抗剣道優勝大会県予選および

第13回全日本都道府県対抗少年剣道優勝大会結果
祝!!長崎県 中学生の部 3位 小学生 ベスト8
第 4回全日本都道府県対抗女子剣道優勝大会県予選 結果

平成30年9月16 日(日)大阪府おおきにアリーナ舞洲(旧:舞洲アリーナ)
において第13回全日本都道府県少年大会が開催されました。
本県中学生の部チームが見事、強豪を撃破し、3位入賞を果たしました。

小学生の部

優 勝:佐賀県  
第2位:大阪府A  
第3位:大分県、鹿児島県

ベスト8:福岡県、山梨県、愛媛県、長崎県

中学生の部

優 勝:福岡県  
第2位:岡山県  
第3位:
長崎県、秋田県


中学生結果

予選リーグ第1試合(メ:メン コ:コテ ド:ドウ ▲:反則 ○付きは先取(1本目)の技)

 

先 鋒

次 鋒

中 堅

副 将

大 将

結 果

 

 

長 崎

本 城

永 井

大 園

山 中

下 田

 

 

 

   メ

 

 

 

 メ

 

 2勝4本

 

 

新 潟

 

 

 

 

 

 

  メ

 

 1勝2本

臼 井

本 間

阿 部

長谷川

長谷川

×

  全中個人3位を大将に据えた攻撃力の高い新潟。先鋒が1本負けしたが、
次鋒:永井が気迫あふれる試合で2本勝ちし、本数リードで試合を進める。
副将戦では後がない千葉が反撃に出たが、副将:山中が試合の主導権を
握りながら良い形で大将につなげ、大将:下田が絶妙な間で引き面を繰り出し、
勝利を収めた。

 

予選リーグ第2試合

 

先 鋒

次 鋒

中 堅

副 将

大 将

結 果

 

 

長 崎

本 城

永 井

大 園

山 中

下 田

 

 

 

 

 

 

 

 

    メ

 

 4勝5本

 

 

滋 賀

 

 

 

 

 

 

 0勝0本

山 田

古 橋

井 上

岩 崎

寺 前

×

  先鋒:本城が開始直後に鮮やかな抜き胴で勝利し、チームを勢いづける。
次鋒:永井、中堅:大園も相手を上回る手数を繰り出し、勝利する。
続く副将:山中が反撃に出ようとする滋賀に流れを持っていかせないように
試合を進め、大将:下田が得意の小手を決めて勝利した。長崎県チームが
2勝したため、予選リーグを突破し、決勝トーナメント進出が決まった。

 

決勝トーナメント1回戦

 

先 鋒

次 鋒

中 堅

副 将

大 将

結 果

 

 

長 崎

本 城

永 井

大 園

山 中

下 田

 

 ド

 

    メ

 

   メ

 

   メ

 

    メ

 

 4勝9本

 

 

広 島

 

  メ

 

 

 

 ド

 

 

 

 1勝3本

田 中

小 林

高 田

^ 原

×

  予選から圧倒的な力を見せつけて予選突破してきた勢いのある広島。
広島は先鋒が勝利し、勢いに乗りたいところだったが、次鋒:永井が相手を
上手に誘い出し、面返し胴と引き面を鮮やかに決めて勝利する。続く、
中堅:大園、副将:山中、大将:下田が2本勝ちし、圧倒的な攻撃力を発揮して
勝利し、ベスト8進出を決めた。

 

準々決勝

 

先 鋒

次 鋒

中 堅

副 将

大 将

結 果

 

 

長 崎

本 城

永 井

大 園

山 中

下 田

 

 

 

   メ

 

   メ

 

 

 

 

 2勝4本

 

 

鹿児島

 

   メ

 

 

 

 

 

 

 

 2勝3本

^ 原

井 上

西

手 島

中 島

×

  鹿児島は、女子に九州個人優勝者、全中個人準優勝者、男子にも九州・
全中で活躍するといった好選手を揃えた強豪チーム。
前回大会は優勝、今大会でも優勝を狙える力を持っていた。先鋒:本城が
僅差で打ち合いを制され、2本負けを喫する。しかし、次鋒:永井が試合
開始から強気な姿勢で返し面、相小手面で2本勝ちをし、試合をふりだしに戻す。
すると、中堅:大園が気迫あふれる試合で得意の面で2本勝ち、副将:
山中が得意技を繰り広げながら引き分けに持ち込み、大将に有利な状況でつないだ。
大将:下田は面を取られたが、落ち着いて試合を運び、ベスト4を決めた。

 

準決勝

 

先 鋒

次 鋒

中 堅

副 将

大 将

結 果

 

 

長 崎

本 城

永 井

大 園

山 中

下 田

×

 

 

 

 

 

 

 1勝1本

 

 

福 岡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2勝2本

谷 口

松 永

田 城

小 

宮 本

 毎年、小・中・高と全国で活躍する選手・チームを輩出する強豪:福岡県。
先鋒:本城は有利に試合を進めていたが、終了間近に一瞬の隙を突かれ1本負け。
次鋒:永井は開始直後に相手が不用意に出した技を返して面を決め、1本勝ちで
試合をふりだしに戻す。中堅:大園と相手副将との相面は大園に分があると思わ
れたが、判定は相手のメン。副将:山中、大将:下田と相手を追い込んだ試合展開
を繰り広げたが、有効打突までには届かず、惜敗した。

 

 

〔試合を振り返って〕

 本県中学生チームは、昨年12月の県新人大会と7月の県中総体など今まで
の結果や戦いぶりから選手を選考しました。8月の九州・全国大会終了後、
毎週土曜日・日曜日に練習会や高校への出稽古を行ったり、平日に指導陣が選手
の学校に出向いたり、選手が諫早の施設に集まったりして稽古を重ね、技術の向上
やチームワークの構築を行ってきました。

 本県中学生チームは第3回大会で第3位、第5回大会で優勝、第7回大会で
第3位、第11回の第3位、そして今回の3位と強豪県と同等の入賞を収めて
います。これは選手の頑張りはもちろんですが、保護者、各学校の顧問・コーチ、
所属道場の先生方、県剣道連盟、県中体連の支えがあっての結果だと感じています。

 優勝を狙える可能性があっただけに、非常に残念な気持ちもありますが、
選手は精一杯取り組み、立派な成績を収めてくれました。今大会に向けて活動を
始めるとき、選手たちには「九州・全国大会ともう一つ勝ち上がれたら…」
「もう少し頑張れたら…」という悔しい気持ちがあり、この大会でもう一度、
日本一を目指すという目標が生まれました。試合直後、選手たちは悔しくて
落ち込んでいましたが、最後の挨拶で「「あと少しで勝てたのに」という気持ち
があると思うが、その僅差を詰め、追い越すことが非常に難しい。しかし、
それができる可能性は十分に持っている。この悔しさを忘れずに、
それぞれ進むステージでもう一度日本一を目指して努力してほしい」
という話をしたところ、選手たちから「この仲間とチームを組み、中学最後の大会
で入賞でき、応援してくださった方に感謝の気持ちを伝えることができて本当に嬉しい。
だからこそ、必ず日本一を目指してそれぞれがもう一度頑張る」という感想が聞かれました。

 県中体連剣道専門部では、今後も中学生の人間形成と競技力向上を目標に事業を進め
てまいりたいと考えています。今後ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

平成30年9月18日  長崎県中学校体育連盟剣道専門委員長

雲仙市立国見中学校  中村 久美子

 


小学生結果
 

 

予選リーグ第1試合(メ:メン コ:コテ ド:ドウ ▲:反則 ○付きは先取(1本目)の技)

 

先 鋒

次 鋒

中 堅

副 将

大 将

結 果

 

 

長 崎

田 添

平 山

織 田

本 多

副 島

 

 

 

 

 

 メ

 

 

 

 2勝3本

 

 

岡 山

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1勝1本

宇 山

酒 井

笠 尾

加 藤

松 原

×

  先鋒:田添が引き面を決めて1本勝ち、次鋒:平山が1本負けで、ふりだしに戻る。
  中堅:織田は試合開始直後に胴を鮮やかに決めて2本勝ちすると、副将:本多、大将:
副島と落ち着いた試合運びをして勝利を収めた。

 

予選リーグ第2試合

 

先 鋒

次 鋒

中 堅

副 将

大 将

結 果

 

 

長 崎

田 添

平 山

織 田

本 多

副 島

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1勝1本

 

 

新 潟

 

 

 

 

 

 

 

 1勝1本

木 村

金 澤

長谷川

大 竹

大 竹

×

  次鋒:平山が1本負けで先行され、追う展開となったが、副将:本多が
冷静な試合展開で面を決めて引き分け。
予選リーグで1勝1引き分けとなり、予選リーグ突破、決勝トーナメントに進出した。

 

決勝トーナメント1回戦

 

先 鋒

次 鋒

中 堅

副 将

大 将

結 果

 

 

長 崎

田 添

平 山

織 田

本 多

副 島

 

 

 

 

   メ

 

 

 

 1勝2本

 

 

福 井

 

 

 

 

 

 

 

 

 1勝1本

西 出

矢田部

山 本

山 下

東 海

×

  接戦を制して予選突破をしてきた福井県。一進一退の攻防が繰り広げられ、
次鋒が1本負けでリードされるが、
副将:本多が長身を生かした面を鮮やかに決め、2本勝ちで逆転。
大将:副島は引き分けに持ち込み、粘り強さを発揮して勝利し、ベスト8進出を決めた。

 

準々決勝

 

先 鋒

次 鋒

中 堅

副 将

大 将

結 果

 

 

長 崎

田 添

平 山

織 田

本 多

副 島

×

 

   メ

 

 

 

 

 

 

 0勝1本

 

 

鹿児島

 

 

 

 

 

 

 

  ド

 

 

 

 3勝5本

向 井

豊 田

十 川

政 岡

児 玉

  攻撃力が高い鹿児島。先鋒:田添は1本取られるも取り返して引き分け、
次鋒の1本負けを追う展開となる。
後がない長崎チームは、副将:本多、大将:副島が勝負をかけにいくが、
相手の攻撃力に力及ばず、敗戦となった。

 

〔試合を振り返って〕

 本県小学生チームは、定期的に選考会を行い、7月に選手を決定しました。
中学生がこの大会に向けて、練習会を行い、
技術やチームワークを高める取組を見てきて、本年度は1週間に1、2回
集まって練習を行うという新たな試みを行いました。
その成果が実り、監督・選手・保護者が一体となって、良い雰囲気の中で
大会に臨むことができました。

 本県小学生チームにおいては「ベスト8」が最高の記録であり、
第5回大会でなった以来、8年ぶりのベスト8となりました。
小学生の憧れである中学生の背中を追ってきて、一歩近づけたことは本県の
小学生チームにとっても嬉しいことでした。
また、選手の頑張りは当然ながら、保護者、所属道場の先生方、県剣道連盟
の応援があっての結果だと感じています。

 試合直後、悔しそうな表情をしていましたが、勝ち残っている中学生を
応援する姿は一生懸命でした。
選手たちの挨拶で「チームに貢献できるような選手になれるよう、
また頑張りたい」という言葉を聞くことができました。

 小学生において、この大会への出場が小学生剣士にとって目標となって
ほしいと考えます。
また、仲間と切磋琢磨することの大切さや、困難を乗り越えるために努力
することの重要性を感じてほしいと思います。
そして、中学生でも剣道を続けると同時に、剣道人口の拡大につながる
ことができるよう、今後も努力していきたいと思います。
今後ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

    平成30年9月18日  小学生チーム監督   西山 純


(HP編集:広報委員 )