1 期日 平成19年3月25日(日)居合道講習会
      平成19年4月 1日(日)昇段審査会
2 場所 長崎市立川平小学校体育館
3 講習会 10:00〜16:00
 
 講師 教士七段 川辺 一郎 先生、石橋 八郎先生
 講習内容:全日本剣道連盟居合実技
        居合道試合・審判講習会
4 昇級・昇段審査会 9:30〜13:00
   (一級、初段〜五段) 
 審査委員長 教士八段 宮崎 賢太郎 先生
  
平成19年度 長崎県剣道連盟居合道部 
春季 昇段審査・講習会の報告
平成19年度春季長崎県居合道昇段審査会
平成19年4月1日(日)長崎市立川平小学校体育館

平成19年度春季長崎県居合道昇段審査会報告

 

平成1941日長崎市立川平小学校体育館において、恒例の春季長崎県下居合道一級審査会、および初段より五段までの昇段審査会が開催されました。

 はじめに審査委員長教士八段宮崎賢太郎先生より今回の昇段審査は正しい姿勢、正確な居合を心掛けて受審するように諸注意をいただきました。

 午前9:30より一級審査が行われ、8名全員が合格しました。引き続き初段から五段までの昇段審査が実施されました。結果は初段8名、二段5名、三段8名、四段2名、五段2名の合計25名が受審し、四段受審者1名を除く全員が合格しました。

審査会後に実技と学科合格者の発表が行なわれ、講評が宮崎賢太郎審査委員長および川辺一郎審査主任から受審者全員に向けてありました。今回の昇段審査は前週の講習会で強調されていた礼式の所作が確実に身についていることが感じられました。初段を受審した中学生も正しい姿勢や居合道審査上の着眼点どおりに何度も繰り返し稽古した様子が伺えました。切り付けが素晴らしく、気剣体の一致した居合でした。姿勢を崩すことなく礼式における所作と抜付、切付、血振などを正しく演武することは、日頃の稽古の中で少しずつ身についていくものです。

審査会終了後、講評で指摘された注意点に配慮しながら、受審者および高段者の先生方で一緒に稽古会を行ないました。正しい姿勢、正確な居合、すり足や足の運用などを重点的に稽古しました。

 

平成19年度 春季昇段審査 合格者名簿

初段

 

二段

 

三段

 

末次 将士

遊道会

伊東 啓行

遊道会

太田 真二

剣心会

村里 徳彦

健武会

高木  元

健武会

鈴木 康敏

修道塾

敷山 哲壽

遊道会

田口 春男

生武館

山田奈々子

山王道場

松本 知佳

島原商

前正 義紘

剣志会

松尾 博愛

友剣会

中村 壮志

健武会

横山 泰士

剣志会

フェルトハウンゼンイフユルン

武交会

出道 慎冶

剣倫会

 

 

森山 義弘

剣倫会

吉田 宗泰

剣志会

 

 

酒井 秀樹

宝武会

林田 匡平

志道館

 

 

林田 拓磨

志道館

四段

 

五段

 

 

福田 英輝

遊道会

宮崎 大輔

友剣会

 

 

小西 和生

剣心会

 

審査委員長教士八段宮崎賢太郎先生より学科試験の内容についてご話をいただきました。
受審者は真剣な眼差しで審判主任の川辺一郎先生の話を聞いていました。
一本目 抜き付けの目付が鋭いですね。高段者も参考にできるほどでした。
切り付けに鋭さと気剣体一致が見られ、日頃の稽古の様子が伺えました。
いつも凛々しく、優しい審査委員の先生方です。

宮崎賢太郎、川辺、石橋、宮崎勝次、加藤、宮崎友彦、大庵先生です。

みなさんとってもいい顔ですね。
審査は厳粛に

紋付、袴姿がとても凛々しい審査委員の先生方です。
仮想の敵が実在の敵に感じてきました。
審査会の後には合同の稽古会がありました。一段と上達が見られました。
平成19年度春季長崎県居合道講習会
平成19年3月25日(日)長崎市立川平小学校体育館

平成19年 長崎県剣道連盟春季居合道講習会報告

 

平成19325日長崎市立川平小学校体育館において、恒例の平成19年長崎県剣道連盟春季居合道講習会が開催されました。居合道教士七段川辺一郎、居合道教士七段石橋八郎両講師より午前中に礼法と居合道実技の解説がおこなわれ、午後からは居合道審判講習会が開かれました。

 はじめに川辺講師から今回の講習会の概要説明があり、その後、恒例となった集合写真撮影が行なわれました。準備運動として参加者全員でストレッチを15分程度行いました。その後、石橋講師が刀礼や下緒さばきなどの説明を丁寧に行ないました。解説書をもとに、全受講者に対して、新しい試みとして、通常の仮想敵を斬る練習ではなく、敵の存在を実感させるために全剣連居合の1本目(前)から12本目(抜打)まで、宮崎勝次教士七段と宮崎友彦教士七段が竹刀と木刀を使用して剣道形のように敵を立てて詳細に理合いを説明しました。その後、石橋講師がいつものように仮想的に対して行なう模範演武を行ないました。その後で各段別に別れて七段の先生方より実技講習が実施されました。

参加者は段外7名、初段6名、二段9名、三段4名、四段4名、五段7名、六段6名、七段10名の合計53名でした。

午後からの居合道審判講習会では段外から四段までの29名が2人ずつ対戦する模擬試合を審判する講習会が行われました。審判には五段7名、六段6名、七段10名の先生方が5班に分かれ真剣に模擬試合を審判しました。41日(日)に長崎市立川平小学校において開催される春の昇段審査会を前に受審予定者は例年に比して高い意識で講習会に臨んでいました。

 

受講者感想「講習会に参加して」

 

上長崎剣志会 中学3年 前正 義絋

 講習会に参加して、私は今まではっきりとしていなかった正しい礼法や作法の刀への礼や下緒さばきなどを学ぶことができ、とても自分のためになりました。これからも今日の講習会で教えていただいたことを忘れずに日々稽古に生かしていきたいと思います。

 

上長崎剣志会 中学1年 吉田 宗泰

 今日の講習会では今まで信じていた作法や業の間違いを改善できて良かったと思います。例えば、足の動きや手の内、斬る場所などです。これからも自分から進んで講習会に出てこようと思いました。

 

上長崎剣志会 中学2年 幸 英輝

 今回の講習会では先生方の形を見学することができました。日頃、私が気付かないことを発見することができました。また、礼式の作法についてもいろいろな注意をいただき、自分の欠点に気付くことができました。業の各動作説明には竹刀と木刀を使ってより、わかりやすくしかも詳しい説明があり、それにより、いつもより多くのことを学びました。例えば、敵の位置や足の運び、刀の動きを間近で見学することができ、自分の中でとても理解することが多かったように思います。今回学んだことを次回の稽古から活かしていきたいと思っています。

 

 

上長崎剣志会 中学3年 横山 泰士

 今日の居合道講習会に来て、本当に良かったと思います。先生方の竹刀と木刀を使った説明によって、とても参考になりました。先生方が指導してくれたことをしっかりと次の稽古から気をつけていこうと思います。今日はたくさんのことを学べました。ありがとうございました。

 

口之津中学3年 村里 徳彦

 今日の居合道講習会で、竹刀と木刀を使っての解説で、1本目から12本目までわかりやすく、足さばきなどがよくわかりました。七段の先生方に指導してもらい、よく分かりました。講習会で教えてもらったことを活かして昇段試験も頑張りたいと思います。

 

加津佐中学2年 高木 元

 今回の講習会では、さまざまなことを学ぶことができました。その一つとして6本目や10本目の切りつけの振りかぶりの剣先がやや下がり気味だったということです。だから、これからは一つ一つの動作を注意して、練習を行っていきたいと思います。

 

口之津中学1年 中村 壮志

 今日の居合道講習会で先生達が竹刀や木刀を使って、わかりやすくしてもらって良かったです。段別にわかれての講習で足さばきを注意されたので、稽古の時には足さばきに注意したいと思います。先生方の注意を聞き、昇段審査では頑張りたいと思います。

 

島原商業高校 松本 知香

 私は今回はじめて講習会に参加しました。竹刀と木刀を使って、演武されているのを見て、すごくわかりやすく思いました。段別に分かれて教えていただいた時は先生が一人一人をきちんと見ていて、適確な指導をしてくださいました。今後もこういう講習会に意欲的に参加しようと思います。

 

長崎総合科学大学 末次 将士

竹刀や木刀を使って、相手を想定した動きを見ることでとてもよく理解できたと思います。最初の準備運動の時に連続の抜き付けや切り付けや素振りをするのは面白いと思ったが、もう少し、ゆっくりとやって、全体が一緒になるようにそろってやった方が良いと思った。

 

三段       福田 英輝

 今日の講習会に参加して、長崎県内の居合道を共にする方々と一緒にさせていただき、新たな気持ちを持つことができました。また、講習会内容につきましては、敵を想定しながらの解説が思った以上にわかりやすく感じました。

 

三王道場 山田 奈々子

 川平小学校で初めての講習会になりました。宮崎勝次、宮崎友彦両先生が先に竹刀と木刀を使って手本を示され、次に石橋先生が演武される形式でした。とてもわかりやすく良かったです。それと共に仮想の敵を配置されたので、他の講習に来た人たちも納得していました。朝のストレッチ、素振りはきつかったですが、あとで気持ちよくなりました。

 

講習会を前に受講者全員で集合写真撮影をしました。恒例行事となり、皆さんもいい顔をしていますね。
<ーー 左の画像をクリックすると写真が大きくなります
居合道教士七段川辺一郎、居合道教士七段石橋八郎両講師より午前中に礼法と居合道実技の解説がおこなわれました。
今回も中学生、高校生は受講者の中でも熱心で素直な受講態度でした。
高段者の手元にも居合道修業の深さが感じられます。
通常の仮想敵を斬る練習ではなく、敵の存在を実感させるために全剣連居合の1本目(前)から12本目(抜打)まで、宮崎勝次教士七段と宮崎友彦教士七段が竹刀と木刀を使用して剣道形のように敵を立てて詳細に理合いを説明しました。
居合道教士七段 石橋八郎先生が手本の演武をしました。
審判講習会は厳粛に

背筋が伸びた素晴らしい審判姿の先生方です。
審判講習会は合議方法の確認です。旗の挙げ方にも細心の心配りをしています。
模擬試合も真剣な眼差しです。
仮想の敵が実在の敵に感じてきました。