夢想神伝流「流刀」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
平成30年9月16日(日)大村市武道館において、恒例の平成30年度全剣連居合道中央講習会に伴う伝達講習会が開催されました。
中村正樹(修道塾 長与町) 山領伊都子(葉遊会 佐世保市)
今年の中央伝達講習会は、どこに留意するのだろうか?また、居合道の先生方や県内の仲間にあえることも楽しみに参加しました。 私は、学生時代に初段をいただき、40歳から、稽古を再開して、現在居合道4段です。
高木先生が徹夜で作成された資料をいただき、その厚みに、伝達したいことがらが、こんなにもあるのだと感じました。
一番、変わったところは、「うやうやしく礼を行うために、刀を右手に持ち替える時に踵をつける。左手に持ち替えた時に踵を元に戻し自然体になる。」ことです。
剣道の審判をするときの静止の時に踵をつける足と同じだなぁと思いました。
所作は増えるけれど、実際にしてみると、心が凛として神前にむかえる気がしました。
また、「全県連制定居合は、自分がずれると仮想敵も
目の前にずれてあわせてくれて、斬り下ろすのを待ってくれる。」と聞き、文章に「間をおくことなく」などありますが、焦ることなく、刃筋ただしく自分の間、間合い、溜め、残心が表現出来るんだなぁと、再認識しました。
審判講習では、はじめて模擬審査事前に、場外反則などをわざとするような指示はなく、段別に真剣に演武して、1試合ごとに審査員の好評をいただくことができ、「ここの差なんだ」と、勉強になりました。
最後にまとめて、合議をしなければならない反則や、試合中の負傷時の審判の指示や対応など、名演技で演武してみせてくださったので、簡潔で分かりやすかったです。
また、積極的な質問も飛び交い、留意すべきところを確認できました。
今後、伝達事項を稽古に生かし、剣居一対をめざして精進していきたいと思う、心に残る講習会でした。
講師の高木先生、岩田先生、みなさんお疲れ様でした。
ありがとうございました。
黄 栢豪(葉遊会 佐世保市) この度、伝達講習会に参加して、いろいろ知識を勉強しました。作法の仕方と技の注意点も詳しく説明もらいました。特に技の説明は非常に為になった。自分は技の型だけ覚えたけど、講習会に先生の説明を聞いて、その技の意味も少し理解できるようになりました。例えば7本目は正面と左右の敵に対してどのように切るか。このような一本一本の技も意味があるの事は知らなかった。そして、技をするときはどのような気持ちを持つのも考えたことがない。今回の講習会に通して技と作法の理解は少し深めた。これからも技と作法の事をもっと勉強して、上達になって行きたい。
出張一級審査会 合格者(佐世保会場)
平成30年8月18日(金)佐世保市の久田学園佐世保女子高等学校において、本県居合道部初めての出張一級審査会が行われました。この審査会は6月30日(土)県居合道理事会で承認された内容で実施されました。このことは居合道普及の一環として一級審査の見直しを居合道委員会より提案がありました。 初段受審資格として一級資格が条件ですが、居合道部の一級審査は年間2回、昇段審査の同じく2回実施されています。しかし、離島から県の審査会に何度も本土まで来て、高い交通費や時間を使い受審しなければなりません。 また、中学、高校生の場合、学校行事(定期考査や試合等)で一級審査が受験できないため昇段審査も受審できない場合もあります。受審時期のタイミングが悪く、そのまま受審しないまま高校を卒業してしまうケースも出てきています。 今回の一級審査には佐世保在住の高木志伸居合道教士七段、平戸在住の岩田重憲居合道錬士六段、岩男徹史居合道錬士六段が審査員となり、実施されました。受審者は高校生3名、一般男性1名でしたが、素晴らしい演武を披露して見事全員合格をしました。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(編集:居合道委員 高木 志伸) |