平成23年度季長崎県居合道講習会並びに昇段審査会報告

居合道委員 高木 志伸

平成23410日(日)雲仙市愛野小学校体育館において、恒例の季長崎県下居合道講習会および初段より段までの昇段審査会が開催されました。

はじめに審査を前に教士八段宮崎賢太郎居合道部長より講習会並びに審査を受審するにあたっての挨拶がありました。

また、今回の昇段審査は全日本剣道連盟制定居合解説書に定める審判・審査上の着眼点をもとに厳選な審査に取り組むことの意義の話があり、その中でも実技審査上の審査基準について心掛けて受審するように諸注意をいただきました。

【初段ないし三段】

①正しい着装と作法

②正確な抜き付け、切り付け

③正確な血振り、角度

④正確な納刀

【四段および五段】

①初段ないし三段の留意事項に下記項目をくわえたもの

②心の落ち着き

③目付け

④気魄

⑤気・剣・体の一致

【演武時間】

①初段ないし三段は全剣連居合5本      6

②四段および五段は全剣連居合4本、古流1本 6

 

午後13:00より初段から五段までの昇段審査が実施されました。本審査の指定技の発表があり、その後、審査が実施されました。

審査結果は初段467%、二段8(100%、三段467%、四段0(0%)

五段1100%)、合計受審者24名合格17名合格71%でした。

審査会後に実技と学科合格者の発表が行なわれ、講評を宮崎賢太郎審査委員長より、受審者全員に向けて説明がありました。今回の昇段審査は二週間前に開催された春季講習会や午前中に開催された講習会で指導されたことが確実に身についていることが感じられました。 

【居合道講習会】

午前中講習会教士八段宮崎賢太郎居合道部長より、全日本剣道連盟居合(制定居合)1本目から12本目までの詳細をじっくりと説明がありました。その後、段外から六段まで各段ごとに別れ、七段の先生方が指導にあたりました。講習生はそれぞれが目的を持って先生方の指導を受けていました。

【昇段審査】

今回の昇段審査は全日本剣道連盟制定居合解説書に定める審判・審査上の着眼点をもとに厳選な審査が行われました。

全日本剣道連盟居合(制定居合)

2本目(後ろ)の抜きつけ

講習の態度にも品格が見られます。

居合道の審査員は紋付き袴の正装です。

審査中の審判の態度はより素晴らしく。

昇段審査全日本剣道連盟制定居合指定技

審者の緊張感が会場中に伝わりました。

平成23季居合道昇段審査段別合格者名

氏 名

所属(道場名)

初段(受審者 6名 合格4名 67%)

四辻 愛海

上長崎剣志会

矢野 知恵子

佐世保

本多 政昭

友剣会

久保川 一

松浦剣協

   二段(受審者 8名 合格8名 100%)

幸 健太郎

上長崎剣志会

吉田 有里

上長崎剣志会

鉄山 法隆

口ノ津健武館

野口 美穂

剣倫会

瀬川   崇

諫早剣協

小田 春義

雄倫会

宮崎  フサ子

友剣会

片山 倉則

遊道会

   三段(受審者 7名 合格4名 57%)

狭間   

上長崎剣志会

上田 兼三

剣倫会

高山誠太郎

剣倫会

岩永 昌三

佐世保

      四段(受審者 2名 合格0名  0%)

   五段(受審者 1名 合格1名 100%)

     福田 英輝

遊道会